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LAGUIOLEナイフ ~2.柄(十字鋲)~
2009年04月14日 (火) | 編集 |
LAGUIOLEナイフのウンチク第2段は柄の十字鋲について。

LAGUIOLEナイフにはキリスト教に関するモチーフが用いられることがあります。代表的なのが柄に打たれた十字形の鋲。かつてはお祈りの時間になると牧童たちはこのナイフを地面に突き刺し、これを十字架に見立てて使っていたとか。


ワインオープナー左側に見えるのが十字形の鋲。
090414b.jpg



廉価版では十字形鋲は省略されています。
(EN AUBRACの場合)
090414a.jpg


十字形鋲の有無で本物贋物を見分けることは出来ませんが、付いているほうがより手が込んでいて高価であることは確かです。



こちらは柄のデザインにより十字形鋲が打てなかったもの
090414f.jpg
十字形鋲の代わりにmitres(柄と刃を繋ぐ金具と柄のお尻部分の金具)部に
聖ヤコブのシンボルであるホタテ貝のモチーフがあしらってあります。



ホタテ貝のモチーフについて

ホタテ貝はキリスト教に頻繁に現れるモチーフの1つ。イエスの使途である聖ヤコブのシンボルです。そしてホタテ貝のキーワードで有名なのが、キリスト教三大聖地の1つである「Saint-Jacques-de-Compostelle(左記は仏語表記、日本語表記はサンティアゴ・デ・コンポステーラ、スペイン語読み)」。スペイン西部に存在するこの地には聖ヤコブ(スペイン語でサンティアゴ、仏語ではSaint-Jacques)の遺骸があるとされ、多くのキリスト教信者が陸路で巡礼する聖地なのです。


スペイン左端にあるのがサンティアゴ・デ・コンポステーラ
hotate2.png


この聖地への巡礼は何と「徒歩」が基本。現代では自転車を使用する人もいるそうですが、人によっては昔さながらに「ロバ」を連れて歩く人もいるのだとか・・・!!聖ヤコブは巡礼中に杖にホタテ貝をぶら下げて歩いていた事から、この聖地への巡礼者はホタテ貝を身に付けるのがお決まりのスタイル。

世界遺産でもあるサンティアゴ・デ・コンポステーラについてもっと知りたい方は以下のリンクを読んでみて下さいね。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 (wikipedeia)

 1. 柄(素材)
 2. 柄(十字の鋲)
 3. 柄(mitres;柄のお尻部分)
 4. 蜜蜂マーク
 5. 刃(機械製品と手作り品)
 6. ピック



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LAGUIOLEナイフ ~3.柄(mitres)~
2009年04月14日 (火) | 編集 |
LAGUIOLEナイフのウンチク第3段は柄のお尻部分(mitres)について。

mitresは柄の前方(刃と柄の接合部)&後方(お尻部分)に付けられた金具部分を表す言葉です。このページではお尻部分のみ説明していますが、便宜上mitresと表記しますね。



伝統的な黄金色のmitres
090414_3_a.jpg
このナイフが現れた最初の頃は
ワインオープナーは付いていなかったので元々の形状は細身


ワインオープナーが付いた為、mitresも膨らんだ形状へと変化
090414_3_b.jpg



こちらはステンレス製
090414_3_c.jpg
フランスでステンレスは「inox」と呼ばれています。


このナイフ形状の変化には歴史があるんですよ。シンプルな折り畳みナイフに何故オープナーが付き始めたかというと・・・それは出稼ぎが大きな理由なのです。元々LAGUIOLE地方が含まれるエリアは土地も痩せており裕福とは言い難い場所。当然男達は都市部に出稼ぎに出ることになります。

INTERNETで調べると、「オーヴェルニュ地方(LAGUIOLE近辺)からパリに続く道は、俗に出稼ぎ街道とも呼ばれ・・・」などと書いてあります。南西フランス人の夫に尋ねると「何それ?!出稼ぎ街道なんて聞いたこと無いよ!失礼だな~」とお怒りモード。夫の実家に帰省する度に、現在に至っても痩せて乾いた岩だらけの土地を眺めるにつけ「出稼ぎ街道は絶対あったに違いないよ。」と密かに確信するワタシ。

夫は出稼ぎ街道こそ否定しますが、以前にこの近辺が貧困地帯で冬場はパリに働きに出ることは認めています(?どこに違いがあるのだろうか?)ので、この地帯からパリまでの道は勝手に「出稼ぎ街道」と呼ばせてもらいましょう。

この街道沿いでは都市部で稼いで帰郷する人々を狙う強盗事件も頻発、彼らは護身の為に常にナイフを携帯していたのです。

オーベルニュ地方からの出稼人達が最初に従事した仕事は「水運び」。都市の人間なら誰もが敬遠する重労働の1つでした。しかし上下水道の普及と共に仕事を奪われてしまい・・・次に彼らが行ったのが「炭運び」。元手不要ですが同じく重労働の炭運びを生業としていた彼らですが、ここからが違いました。炭運びから炭屋、そして炭屋の片隅に小さなバーを併設するようになり、最終的にカフェ、ブラッスリー等へと進化していくのです。ついに彼らは副業だった飲み屋を専業とするようになり、出稼ぎではなくパリに定住するブラッスリー経営者となっていくのでした。

カフェ、ブラッスリー、レストランを経営するようになった彼らの仕事はXX運びの重労働からギャルソンへと変化、仕事内容の変化に伴って愛用の地元ナイフに「ワインオープナー」の機能が求められるようになり、ナイフの形状も変化したというワケです。



 1. 柄(素材)
 2. 柄(十字の鋲)
 3. 柄(mitres;柄のお尻部分)
 4. 蜜蜂マーク
 5. 刃(機械製品と手作り品)
 6. ピック




LAGUIOLEナイフ ~1.柄(素材)~
2009年04月14日 (火) | 編集 |
ウチのダンナッチの故郷で良く見かけるLAGUIOLEのナイフ。元は農業家の仕事&護身用折り畳みナイフで無骨なものだったのですが、現在は可愛らしい蜜蜂マークをブランドシンボルとし、ソムリエナイフとしても有名なのでワインを飲まれる方なら見かけたことがあるのではないでしょうか。

ナイフに特に興味がなく、今まで注目したことが無かった夫の故郷の特産品。しかし今回お友達の依頼で購入する機会があり、足繁くナイフショップに通い様々な種類のナイフを眺めてみれば、奥が深いし何よりも美しい。「単に切れれば良い」というツールでは無く、持っていることを楽しむ部分もあるのですね。道具にこだわる男性の気持ちがちょっと分かったような気がします。実際、私達がナイフショップに行くときは夫と共に必ず義父の姿が。ナイフを見て、お店の人からウンチク話を聞くのが何よりも楽しかったようです。

今回知ることが出来たナイフTIPS、せっかく伺える機会を得たので備忘録としてblogにupすることにしました。

 1. 柄(素材)
 2. 柄(十字の鋲)
 3. 柄(mitres;柄のお尻部分)
 4. 蜜蜂マーク
 5. 刃(機械製品と手作り品)
 6. ピック



1.柄(素材)
伝統的な水牛の角、骨、バッファローにマンモス(!)、天然木、合板木、ステンレスなどが存在します。


水牛の角、先端部分を使用した伝統的なモデル
090414b.jpg


同じく水牛の角ですが、角の根元部分を使用
090414a.jpg
こちらはパキスタン等で生産される安価な模造品に対向した廉価版モデル。
水牛の角、根元部分を利用した柄は黒色が多くなります。


水牛の骨
090414c.jpg
純白が美しい~ 価格は水牛の角よりもかなり高目。


バッファロー
090414d.jpg
黒色で朴訥な質感。こちらも水牛の角よりは高目でした。


↓こちらは何と、マンモス(!)の骨
090414e.jpg
化石なだけに生産量は制限されているとのこと


水牛の角について補足:
先端部分の方が伝統的かつ高級。角の根元は中が空洞の為に角が薄くなり、柄の厚みを出すために複数枚を張り合わせる必要があります。一枚板ならぬ、身の詰まった一本角の先端部分と比較すると当然強度が落ちます。




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